- 市議会議員
2018年12月臼杵市議会(定例会) 総務委員会の報告
総務委員会の報告
総務委員会に付託された議案
第91号議案 「臼杵市職員の給与に関する条例等の一部改正について」
第92号議案「他の地方公共団体の公の施設の利用に関する協議について」
第93号議案「指定管理者の指定について」
第95号議案「工事請負契約の変更について」
→ 以上4件が原案のとおり可決され、議会での賛同を得ました。
このうち、「臼杵市職員の給与に関する条例等の一部改正について」について討論がありました。
この改正は、国の人事院勧告、大分県人事委員会勧告、国家公務員、その他の自治体の給与改定の状況を考慮し、職員の給与改定を行う必要があるため提出するものです。
職員の給与水準 平均0.2%アップ、期末・勤勉手当 0.05月分アップ、常勤特別職、市議会議員の期末手当 0.05月分アップ、常勤特別職の定職手当の支給割合を3.37%ダウン、などが主な内容です。
反対討論の主張としては・・・
臼杵市のラスパイレス指数100.6で類似団体の平均を超えている現状や、市の財政がマイナスに転じる中期見通しの中で給料法の改定はすべきではない
※ラスパイレス指数とは・・・ 地方公共団体の一般行政職の職員の平均給与額を求め、国の平均給与額を100として算出した指数(デジタル大辞泉より)
賛成討論の主張としては・・・
現在の社会情勢を鑑み、民間の給料を上げるためにも公務員の人事勧告等に準じた給与改定は行われるべきだ
↑討論の後、採決が行われ、賛成多数で可決しました。
(総務委員長:大塚州章議員)
関連して議員報酬についてかんがえてみましょう
[st-kaiwa2]いくらもらいよんの??[/st-kaiwa2]
臼杵市議会議員の場合、月額で報酬34万円です。金額だけ聞くと高給だと感じるでしょうが、ここからかなりの金額が引かれます。所得税を引き、活動のための積立やら、会費やら、国民健康保険やら国民年金やらで10万円近く引いて手取りは25万円ほどです。
この中から、交通費や通信費、広報のための印刷費、各セミナーなどの勉強会、交際費など7~15万円ほどを捻出します。交際費(忘新年会やランチ会などの会食が主)は最小限にしているつもりですが、やはり時期によってはかさみます。まだ1年生の私は、様々な人と会って話をして知識や見識を深めたりする必要があるだろうと参加しているものもあります。
[st-kaiwa1]臼杵市には政務活動費がねえけんなぁ[/st-kaiwa1]
他自治体の市議会議員には報酬とは別に政務活動費が支給されているところも多いのですが、臼杵市にはありません。政務活動費は、地方自治法第百条で定められている調査活動や広報活動などにかかる経費のことです。そのための費用がないということは、調査や広報をするほどに報酬金額が削られるということになります。
※参考までに他市の政務活動費は、福岡市議会議員1人あたり月額36万円、熊本市は月額20万円。大分市は月額10万円、佐伯市は年額20万円、竹田市は年額18万円などとなっています。
議員の活動に見合うあるべき報酬とは?!その支給の方法とは?!皆さんの意見を聞きながら考えていく必要がありますね。
[st-kaiwa3]当然のことながらもらった給与や報酬はなるべく臼杵市内で使いましょう!![/st-kaiwa3]