- 市議会議員
コロナ禍 認知症の母に会う
ホームにいる母を病院の定期検診に連れて行きました。 1年ぶりに会う母は少し歳をとって以前より反応も薄くなったけど、働きづくめの頃に比べて手がとてもきれい。
数年前から家族のこともわからなくなった母だけど、誰に会っても穏やかにうふふと笑っている。
「娘さんはいますか?」と聞くと「うふふ」と笑うので、
「ゆみさん?ようこさん?じゅんこさん?さちこさん?くみこさん?」と順番に聞いていくと、
「くみこさん?」のところで「うふふ」と反応する。
目に光が戻る気がする。
それで充分。ありがとうお母さん。
老人ホームで余生を暮らし、最期を迎えることは、今の日本では特別なことではないし、丁寧な介護に感謝しかないです。
ただこのまま、彼女の最後の日々をほとんど知らないまま逝かれるのはつらいような気もします。
一方でわたしの友人はコロナ禍で会えない日々が続くことを不安に思い自宅介護に奮闘していますが、それもそれで大変な日々だそう・・・。
介護する方、される方が穏やかな時間を過ごせるといいなと思います。