- 女性議員ネットワーク
なぜ女性議員が増えないのか?みんなでかんがえるシンポジウム
11月6日「なぜ女性議員が増えないのか?みんなでかんがえるシンポジウム」を開催しました。
15人が集まって和やかに熱心に楽しく話し合いました。
日本は政治分野のジェンダーギャップ指数146ヶ国中139位(2022版)。
さらに大分県の女性議員率はワースト3位。女性のエンパワメント(影響力)はほぼないと言ってもいい状況です。
なぜでしょうか??? 参加のみなさんがそれぞれの立場で声を聞かせてくれました
- 女性は「かわいい」ことを良しとされ、子どもの頃から刷り込まれるから、議員のイメージと馴染まない。
- 子育て、家事などは女性がするものだと思われている。 ←女性議員も「子育て」や「暮らし」だけをキャッチコピーにするべきではないのかも?
- 男性は女性より上、男性は女性を守るもの、などという刷り込みが議会内でもハラスメントを生む。
- 女性の方が政治に関心が薄い。 政治の話をする女性は意識高い系? みたいな。
- 女性が公式に意思決定する経験が少ない。
- ロールモデルが不在 。
- 政治、議会、選挙は男性の社会。 そこに入っていく不安(序列や圧力的な空気が蔓延してそう)
- 女性が女性を選ばない。
- 出馬したくてもどう行動したらいいかわからない。
- 女性や若者層の不足。 結局、年配男性の意見しか通らないとあきらめている。
- 女性の政治参加に対するネガティブな意識。 「私は無理」という女性自身の退いた(ひいた)考え。
- どんな人が議員をやっているのか、その人柄が見えてこない。
- 政治家の高齢化が問題。
- 社会通念上の固定観念(男女役割分担など)が変わらないと無理。
- 子どもの頃からの主権者教育が大事。 常識にしばられず自由に生きることを伝える。
- 家事育児といった無償のケアワークを担っているから時間がない、負担が大。
- 出産や子育てと両立できるか心配。
- 時間の制約(ライフプランが立てづらい) 。 議員もワークライフバランスが大切。
- 働き世代にとっては議員報酬だけでは食べていけない。
- 声を上げることの不安 と絶望(どうせムダやん)
- 名前連呼の選挙活動イヤだ。意味ない。
- 議員って何してるかわからない。
- 議員になったら何かできることある?
- 選挙がアナログなので若い世代は投票に行かない。
- 議員年数の長い人が偉い、みたいな風潮 に疑問。
- そもそも議員に対してネガティブイメージがあるから候補者も少ないのでは?
- 議会制度に期待していない。
- 議員ってどうやってなればいいかわからない(方法、資金etc)
- 特に若い人たちは、議会や自治体行政が自分に関係していると思っていない。
「女は家庭 男は仕事」という意識が根づいている中で「政治は男の役割」という価値観が気づかないほど自然に存在しているのでは、という意見が多かったです。 日本では女性は男性の7倍の時間を家事と育児に使っているとされているデ-タもあり、女性は立候補に必要な時間や社会的なつながりや人的な資源が持ちづらい状況(志や意志だけでは如何ともしづらい)。
政党の公認を受けようにも政党幹部のほとんどが男性であり女性候補を選んだとしても「選挙」や「議員」に対する従来の価値観を踏襲した候補が選ばれやすくダイナミックな改革は生まれにくいんじゃないかという意見もありました。
多様性が尊重される時代だといわれます、が、あらゆる住民の多様な声を反映できる民主的な議会とはどのような議会なのか?
参加してくださったみなさんの意見はもちろん、このつながりがとても心強くて大きな財産です。
これからも一緒に考えていきましょう。