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山内流を知ってもらうための講習会
7月5日と7日、市内小学校のプール授業で山内流を知ってもらうための講習に行きました。
写真の日は5年生。
山内流は、200年前(江戸時代後期)に山内久馬勝重が臼杵に伝えたもので、日本泳法13流派のひとつです。
バタ足や浮き身から入って水と仲良くなった後、基本泳法の「本体」と「あおり足平泳」などに挑戦しました。
クロールなどの競泳と比べて、疲れにくく長く泳げるのが山内流の特徴。
海に面した臼杵市で、武芸として武士が修練したものとされ、立ち泳ぎしながら弓を放つ「弓術」や空砲を撃つ「砲術」、筆で文字を書く「水書」、着物を脱いだり着たりする「衣服脱着」。手足を縛ったまま泳ぐ「手絡み足絡み」などがあります。
海で大きな旗が振られる様は悠々としていて、歴史の重さを感じます。ふるさとの自慢。
たくさんの子どもたちに山内流に親しんでもらい、いのちを守るための技とこころを身につけ、伝統をつないでほしいです。
今夏の游泳所は7月23日から8月10日まで。